政治・経済

議場での感染防止策徹底 東筑・北安の6月定例会一般質問

時間を短縮して行われた一般質問(麻績村議会3月定例会)

 新型コロナウイルス感染拡大への警戒が続く中、東筑摩郡5村と北安曇郡南部2町村の各議会では、6月定例会の一般質問の時間を短縮する動きが広がっている。議場内での感染リスクを減らす狙いだ。7町村のうち5町村が短縮を決めた。答弁を含めた質問者1人当たりの時間を、通常の50~60分から、10~20分短くする。ほかにも傍聴者数の制限や「3密」を避ける傍聴場所の確保など、さまざまな感染予防対策が取られる。

 短縮するのは池田町、朝日村、山形村、筑北村、麻績村になる。生坂村は27日に開く各議会運営委員会で検討する。麻績村議会は、3月定例会で通常の55分から45分に縮小し、本会議の終了を約1時間早めた。
 ▽緊急性のない質問内容は控える(山形村など)▽重複する質問は代表者が行う(松川村、筑北村)▽質問者の数を絞る(生坂村)―など、短縮に伴い議員間でも調整する。3月定例会は通常通りの質問時間を確保していた筑北村議会の事務局は「一般質問の短縮は、把握している範囲では過去にない」とする。
 傍聴に関する制限は、5町村が行い、傍聴席に張り紙をするなどして隣の人との間隔を空けて座るよう求める。朝日村は、議場に近い会議室を傍聴場所として開放し、中継映像を流して村民らが接触を避けながら傍聴できるようにした。
 手指の消毒徹底、マスク着用、換気といった基本的な感染対策は、3月定例会に続き全議会が行う。国内でコロナが拡大した3月以降各議会は、対策を迫られてきた。6月は3月よりも対策を充実させるところが多い。山形村議会事務局は「警戒を緩めてはいけない。『3密の回避』など、3月定例会以降一般化してきた感染予防策を踏まえ、対策を充実させる」とする。
 麻績村の塚原義昭議長は、コロナ禍の中でも議会の役割を果たす大切さを指摘し「制限がある中で工夫をし、質の高い議会運営をしていかなければ」と話している。