政治・経済

手作り弁当 人気じわり

 松本地域の事業所で、新型コロナウイルスの感染予防のため、これまで昼に外食していた人が自宅で弁当を作り、職場に持参する動きが出ている。テークアウトの弁当より費用がかからないうえ、昼に外出しなくて済むため人との接触を避けられる利点が受け入れられているようだ。

 企業や団体に電話で尋ねたところ、飲食店が多い市街地や社員食堂のない中小規模の工場で働く人、外回り中心の営業職の間で「弁当派」が増えているとの答えが多かった。
 松本市の団体職員の男性(40)は、緊急事態宣言の対象が全国に拡大された4月から弁当を持参している。営業を自粛している飲食店が多かったことに加え、隣の席との距離が「近い」と感じたためだ。安曇野市の製造業の企業で営業を担う男性(39)は4月に弁当を作り始めた。営業で使う車に社名が入っているため、飲食店などに止めると「世間的な目が気になった」と話す。
 弁当箱を新たに買い求める人も多い。豊科南穂高で生活雑貨店・Will豊科店を運営するウィル(諏訪市)によると、新型コロナの影響で多くの商品が前年よりも売り上げを落とすなか、弁当箱は前年並みに売れている。豊科南穂高の平安堂あづみ野店は弁当箱コーナーを新設した。飲み物を保温・保冷して持ち運べるタンブラーも人気という。

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