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朝日で踏ん張る飲食店を応援 「テイクアウトマルシェ」盛況

大勢でにぎわう「テイクアウトマルシェ」の会場

 食べ物や飲み物の持ち帰りに対応できる朝日村の事業所が一堂に会する販売会「テイクアウトマルシェ」が21日、村役場で開かれた。村地域おこし協力隊による任意団体「おこしーず」が企画・実行した。開催を知った家族連れなどが大勢訪れ、用意された品物が開始から30分間ほどでほぼ売り切れる盛況となった。

 居酒屋かっぺ、せせらぎ山女魚園、九十九庵、あさひ堂、森のこびと、まるなかや、カフェ・シュトラッセ、もえぎ野が参加した。チャーハンやパン、山賊焼き、コーヒー豆など多彩な品が並んだ。
 各店が構えたブースには、順番待ちの行列ができた。コロナ禍で外出の機会が少ない朝日小学校6年の上條凛太郎君は「みんなで買い物ができてうれしかった」と笑顔を見せ、針尾の下田由美子さんは「子供が家にいる時間が長いので、目先を変えた珍しい食べ物をと考えた」と話した。
 西洗馬の熊谷住子さんは「新型コロナで国や村から来るお金は、お気に入りの店の応援に使いたい」と言う。会場での販売だけでなく、今後の注文を得る事業所もあった。
 コロナ禍で予約キャンセルが相次いだという九十九庵の店主・松井寛さんは「店を広く知ってもらえる。(コロナ禍対応で)こういうものがテークアウトできるというアピールになった」と手応えを感じていた。
 村観光協会にいる協力隊の宮本有紀さんが、村内に宿泊した人たちに地域の飲食店を使ってもらおうと、情報発信の準備をしていた。取材に訪れたある店で「村内でも"マルシェ"ができるのでは」というアイデアが持ち上がり、おこしーずが10日ほどの短期間で開催にこぎ着けた。
 村内の事業所と地域の人たちの新たな関係づくりのきっかけとなるだけでなく、コロナ禍の影響を受ける事業所を勢いづけ、外出自粛が長引く村民の気分を盛り上げることにもつながる。今後も続けられたらいいと考えている宮本さんは「大勢が集まるのを見てうれしく、感動した」と喜んでいた。

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