政治・経済

塩尻市の昨年度のふるさと納税 過去最高の6億3700万円に

市のふるさと納税寄付金を紹介するサイト
 塩尻市のまとめによると、昨年度に市に寄せられたふるさと納税寄付金は前年度比38%増の約6億3700万円で、過去最高となった。返礼品に高額な時計を選んだ寄付が2・5倍近くに増え、金額ベースでは全体の94%を占めた。
 寄付の総数は2656件で、うちセイコー腕時計を返礼品に選んだ寄付が全体の39%となっている。腕時計の返礼品は寄付額が20万円前後から100万円まであり、1件当たりの寄付額は平均55万円だった。  昨年度は当初から、前年度まで人気だったセイコーエプソン製プリンターを返礼品から外しただけに、市は寄付額が大きく減ると予想していた。返礼品の腕時計をアピールする特別な宣伝はしておらず、地方創生推進課は「うれしい誤算だが、なぜこれほど急に増えたのか理由が分からない。今後分析したい」としている。  寄付者が選択できる寄付金の使途については、地域ブランドの構築が37・4%、子育て環境の整備が21・5%、森林資源の循環活用が21・7%、その他市政全般が19・4%となっている。寄付金のうち返礼品の経費が3割、その他経費を除く4億円余が独自施策に使える財源となり、市にとっては貴重だ。  市のふるさと納税の返礼品は時計のほか、ワインや木曽漆器、木のおもちゃなどがある。寄付件数はこれらで半数を超えており、同課の担当者は「中小企業のファンづくりにつながる地場産品の発掘をもっとしたい」と話している。

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