教育・子育て

安曇野の中学校 オンライン授業導入試行

 安曇野市内の中学校が、インターネットを使って自宅でも勉強ができる「オンライン授業」を模索している。教員が授業の動画を撮影して、試験的に発信している学校もある。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う臨時休業を受けた取り組みで、学校は21日に再開されるが、再開後の子供たちの家庭学習支援にも生かしたい考えだ。

 堀金中は4月中旬、学校独自のサイトを設け、英語や社会など5教科の授業の録画映像を発信し始めた。1編が約5~20分間の動画で、文字が見やすいようにパワーポイントで作った資料を映し出したり、教員同士の掛け合いを交えたりと工夫している。閲覧が難しい生徒向けにDVDの貸し出しもした。
 11日に始まった分散登校で生徒にアンケートを取ったところ、8割の生徒がサイトを閲覧し、うち7割が「動画を見て家庭学習をした」と答えた。スマートフォンでの閲覧が半数近くを占めていた。
 動画の編集や発信の知識を持つ教員がいたため、早期の実施につながった。英語科の宮澤美帆子教諭は「英語は繰り返し聞いて発音することが上達につながる」とし「録画は休校中だからこそできた取り組みだが、動画は学習に有効だと思う」と話す。教科会主任の橋詰恩教諭は「生徒からの意見を反映させつつ、再開後の授業にも生かせれば」とする。
 豊科北中も学校関係者だけが閲覧できるシステムで、英語と家庭科の授業動画を発信している。三郷中は臨時休校以前から導入していたオンラインの学習支援サービスの積極的な活用を図っている。他に、県教委などがまとめた学習サポート動画へのリンクを学校のサイトに掲載している学校もある。
 市教委は今後の新型コロナウイルス感染感染拡大の可能性やIT教育の普及を見据え、今月中に市内全小中学校で家庭のインターネット環境を調べる無記名アンケートを行う。

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