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松本で図書館など70公共施設が再開 3密注意など感染防止策徹底

児童書のコーナーで「密」を避けて本を選ぶ利用者ら

 緊急事態宣言が長野県など39県で解除されて初の週末となった16日、松本市は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために休館・休止していた市有施設のうち、市民利用が主体となる約70施設を再開した。市の動きに合わせて民間施設も一部開館し、いずれも感染防止策を徹底して利用者を迎えた。開館を待ちわびていた市民らが朝から訪れる施設もあったものの、滞在を短時間にとどめるなど配慮しながら利用していた。

 途中1日の開館日を挟んで3月初めから休館が続いた市中央図書館では、開館時間前から市民の姿が見られた。入館すると、早速抱えるほどの本を返却したり、新着本のコーナーを確認したりしていた。調べもので来館した櫻井晃吉さん(76)=島内=は「開館を待ってはいたけれど、本当に来ていいのか迷った。必要なことだけで帰るつもり」と話していた。
 感染防止策として学習室の使用は当面休止し、返却された本のカバーや机などを消毒するほか、閲覧席を8割減にして利用者同士の距離を保つ空間を確保する。館内放送で利用者に協力を呼び掛け、必要に応じて入場制限も行う。瀧澤裕子館長(59)は「警戒を怠らず感染拡大の防止に努め、できる限りのサービスを提供していく」と表情を引き締めた。
 休館中も開館の見通しなどに関する問い合わせは多く、電話やインターネットを通じた予約本の貸し出し数は市立全11館で例年の同時期の2倍近い約6万冊に上ったという。

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