地域の話題

東筑・北安の公共施設、観光施設 静かな再始動

「全開館」となった池田町図書館

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、休館・休業が続いていた東筑摩郡と北安曇郡南部の公共施設・観光施設の一部が16日に再開された。新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言が県内などで解除されてから初めての週末となったが、一気に大勢が訪れることはなく、静かな再始動となった。

 池田町交流センター内の町図書館は、滞在時間を1時間以内とする目安を定め、館内で本を閲覧できる「全開館」とした。通常は数十席を用意している座席を半分程度に減らし、向かい合わせにならないように配置するなどの感染防止策を講じた。
 大蔦奈美子副館長は「気兼ねなく使ってもらえる雰囲気に、早く戻ってほしい」と話す。子供のための本を借りに来た会染の神田夏織さん(34)は「以前のように子供を連れて来られるようになればうれしい」と願っていた。
 4月中旬から休業していた麻績村の宿泊施設・シェーンガルテンおみは営業を再開した。入浴と食堂の利用があり、宿泊を含めた問い合わせが寄せられた。通常だと首都圏や関西圏から繰り返し訪れる客が多い一方、現在は東京など特定警戒都道府県からの利用を控えるよう呼び掛けており、木藤七重支配人は「申し訳ない気持ちもある」と話していた。
 東筑摩郡と北安曇郡南部の町村ではこのほかにも、公共施設の再開などを決めたり、検討したりする動きがある。

連載・特集

もっと見る