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山肌に浮かぶ多彩な雪形 御嶽山や木曽駒ケ岳

 霊峰・御嶽山と中央アルプス・木曽駒ケ岳の山肌に、雪形が姿を現している。御嶽山では3態の「種まき爺さん」が本格的な農繁期の訪れを告げ、木曽駒ケ岳では2頭の馬が残雪の山肌を駆ける。迫力満点の大蛇もいる。

 御嶽山の雪形は全て黒型(ネガ型)だ。剣ケ峰(3067メートル)の山頂直下に現れた種まき爺さんは小がさをかぶり、大きな種袋を手に持つ。二ノ池東斜面の爺さんは、振り向いた姿がユニークだ。開田口登山道・三ノ池下部の東側斜面では、爺さんが腰を曲げて懸命に種をまいている。
 木曽駒ケ岳・本岳(2956メートル)の稜線沿いに右向きに浮かび上がっている雪形は「昇り駒」で、駆けのぼる前脚に躍動感がみなぎる。左下では白型(ポジ型)の「白馬」が駆け下りる。
 木曽駒ケ岳西側の麦草岳(2733メートル)では真っ白な大蛇が大きな口を開けている。「蛇の口」や「蛇頭」の名称で、地元で最も親しまれている雪形だ。木曽町教育委員会の千村稔さん(72)によると、蛇の舌のように見える長く延びた線は、ハイマツと樹林帯との境目という。

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