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木祖の湯川酒造店が村内全戸に日本酒1升贈る

 清酒「木曽路」の蔵元・湯川酒造店(木祖村・湯川尚子社長)は、木祖村内の全世帯に日本酒を1本(1・8㍑入り)ずつ贈る。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、外出を控えている村民を応援するのが目的だ。湯川社長は「おいしい酒で元気を届けたい」と願う。

 村に1020本を寄贈し、村を通じて14日以降、引換券が付いたチラシを全戸配布し、村内の酒販店で6月20日までに受け取る。引き替えの際、ほかの買い物をしてもらうことで、地元酒販店の売り上げにも貢献したい考えだ。
 ラベルには「#(ハッシュタグ)おうち時間」とあしらった。感染拡大を受け、家で過ごす時間が増える中「家族とのひとときが明るくにぎやかで、癒やしの時間になるように」との願いを込めた。
 酒米「ひとごこち」を原料に醸造し、4月に搾ったばかりの純米酒だ。甘みが豊かで爽やかな味わいに仕上げた。「きりっと冷やして飲めばフレッシュさが際立つ」という。配布専用の非売品だ。
 湯川社長は「お酒を飲まない家庭では料理酒としてぜいたくに使って」と勧める一方で、日本酒に触れるきっかけになることも期待する。「コロナ終息後には木曽路の味を思い出し、あらためて地元の飲食店にも足を運んでほしい」と願っている。