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豊科のアルプス地区社協が一人暮らし高齢者にマスク迅速配布

 安曇野市豊科高家のアルプス地区社会福祉協議会(久保田日出雄会長)はこのほど、区内の一人暮らし高齢者約80人にマスクを5枚ずつ配った。新型コロナウイルスの感染を恐れて自宅にこもりがちなお年寄りの見守りを兼ねた取り組みで、地区の民生委員とも連携し、発案からわずか10日間ほどでマスクの購入から配布までを完了させた。地区を挙げた迅速な対応が地元で評判となっている。

 地区社協に4月末、「マスク不足で困っている一人暮らしのお年寄りが複数いる」との相談が民生委員から寄せられた。すぐに役員が電話やメールで話し合い、国の布マスク配布が遅れていることも踏まえて急いで配布しようと決めた。
 取り組みを「ささえあいマスク」と名付け、早速準備に取り掛かった。山下智明副会長がマスクを取り扱う業者を見つけて代金立て替えで購入し、他の役員も率先して封筒やマスクに添える手紙を用意した。
 民生委員4人が手分けして大型連休明けまでに対象の全戸に届け、暮らしぶりや体調の確認もした。受け取ったお年寄りから感謝の言葉を掛けられ、民生委員からは「マスクをきっかけに様子をうかがえて安心した」との声が聞かれた。
 普段から区内で自治会や地区社協の役員、民生委員らが組織をまたいで連絡を取り合う体制ができていたことが、短期間での実施につながったという。久保田会長は「地区社協主催のサロンやイベントが中止になるなか、ニーズに応え、地区をつなぐ取り組みができて良かった」と話していた。