教育・子育て

安曇野市の小中学校で分散登校スタート

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、20日まで臨時休校中の安曇野市内の小中学校全17校で11日、休校明けをにらんで学校生活に少しずつ慣れさせることを目的とした「分散登校」が始まった。各クラスをA、B両グループに分け、交互に1日おきに登校する。児童生徒の登校は新学期が始まって4日目の4月9日以来で、クラスの半数ずつとはいえ、元気な子供たちの姿が約1カ月ぶりに教室に戻った。

 分散登校は登校する人数を減らして密集・密接を避けながら、午前中のみ(15日以降は給食を挟んで午後2時まで)20日まで行われる。各校では11日朝から教員が校内に消毒液を置いたり、教室や廊下の窓を開けて回ったりして、子供たちを迎える準備を整えた。教室の机は前後左右の距離を取って配置した。
 明科中学校(小林俊子校長、188人)では、約90人が登校した。再会を喜び合う生徒たちの明るい声が廊下や教室に響き、教員も笑顔を見せていた。教室で生徒たちは「髪伸びた?」と他愛のない話をしたり、課題や休み中の出来事を報告し合ったりしながら、始業前の時間を和やかに過ごしていた。
 3年生の請地翼颯君(15)は「休校期間中はほとんど自宅にいて、友達と顔を合わせるのは本当に1カ月ぶり。進路の不安もあったので登校できてうれしい」と話していた。教員からは「久しぶりに子供たちの顔が見られてうれしい。消毒や換気に気を配りつつ、少しずつ日常が戻ってくればいい」といった願いが聞かれた。
 今後の国や県の方針、市内の感染状況の変化によっては分散登校を取りやめる可能性もある。家庭の判断で登校を見合わせることもできる。

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