教育・子育て

オンラインで休校中の学習支援 筑北村で小中学校で導入準備

貸し出し用のパソコンでオンラインの状態を確認する教諭
 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う小中学校の臨時休校が長引く中、筑北村教育委員会がオンライン授業の試験運用を始める。自宅で過ごす子供たちの学習機会を確保したり、生活リズムを整えたりする助けとして、段階的に小中学校で広げたい考えだ。第1弾として、聖南中で11日に試験運用を始める。
 双方向のやり取りができるビデオ会議サービス「Zoom」を使い、まずは学級ごとの学活の時間をオンラインで行う。朝と昼前に学年ごと15分程度の学活を開き、担任教諭と生徒たちが対話できるようにする。生徒は各家庭のデジタル端末を使って参加する。自宅に端末やオンライン環境がない生徒には、聖南中と筑北小にあるパソコンを貸し出し、無線LANのワイファイ環境が整っている筑北小、聖南中、村図書館2階学習室のいずれかから参加できるようにする。  休校中の登校日や個別配布している課題の演習とともに、週2~3回オンラインを活用する。各家庭の希望に応じた自由参加とし、試験運用前の登校日に担当教諭が生徒へZoomの使い方などを説明した。  聖南中の調査だと、9割の家庭で使える。今後、科目別授業での活用や、小学校での運用につなげていく。村教委と連携して準備する聖南中の荻無里広造教諭は「学校のコミュニティーを維持するためにも、顔を見て、やり取りできる時間が大切だと思う」と話す。  村教委は「新型コロナへの対応が長期的になることを見据え、早期にオンライン授業を軌道に乗せたい」とする。将来的に、不登校の児童・生徒の学習支援や、学習塾の少ない村内での学習環境の充実にも活用できないか検討する。