政治・経済

「母の日」生花店活況

 10日の「母の日」を前に、松本地域の生花店が活況を迎えている。ただ、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、人との接触を避けようと来店を控え、配達サービスを利用する人や、店には予約しておいた商品を受け取りに行くだけという人が多いようだ。

松本市笹賀のハマ園芸では8日、従業員が色とりどりのカーネーションを器に生けてフラワーアレンジメント商品に仕上げる作業に追われていた。松本地域の一般家庭を配達先に各地から注文のあった商品だ。同社が県内に展開する各店舗では、直接足を運ぶ動きに鈍さがみられる一方、配達件数は例年の2割増となっている。金子明専務(57)は「贈り方は違っても、真心を届けたいという気持ちは変わらない」と話す。
 松本市島内のフラワーショップしんばしによると、今年は出足が早く、大型連休に入ってすぐに購入する人が目立つほか、予約注文が大半で「母の日の需要に落ち込みはない」。
 一方、花の業界団体「日本花き振興協議会」が今年は5月の1カ月間を「母の月」にしようと呼び掛けている。10日前後にお客が店に密集したり、配送が集中したりするのを避けるほか、感染拡大に伴う催事の中止などで低迷する花の需要の底上げを図る狙いがあり、松本地域の生花店でもポスターを掲示して喚起している。