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営業継続のパチンコ店名を県が公表 休業要請に応じない塩尻と上田の2店舗

 県は1日、新型コロナウイルスの感染拡大の防止を目的とする休業要請に応じなかったとして、県内のパチンコ店2店舗の店名を公表した。塩尻市広丘高出の「PACHINKO&SLOT KING塩尻店」と、上田市の「PACHINKO&SLOT KING会館上田店」で、特別措置法45条4項に基づき、県内で初めての公表に踏み切った。

 県は4月23日にパチンコ店などに休業を要請し、同29日時点で営業していた9店舗に対し、要請に応じなければ店名を公表する旨の通知をした。うち2店舗が1日正午の時点で営業を続けていたため、店名を県のホームページで公表した。阿部守一知事は会見で、公表した理由を「多くの事業者に休業要請に前向きに対応してもらっている中で、個別にお願いをしているにもかかわらず営業が続けられていた」と説明した。
 県によると、2店舗は同じ系列店で本社が県外にあり、再三通告したにもかかわらず休業要請に応じなかった。県は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、遊興施設や遊技施設などに6日までの休業を要請し、県境をまたいだ往来を控えることも求めているが、県外からの来客も確認されているという。
 県外では店名が公表された施設に多くの客が集まる事例が発生しており、阿部知事は「パチンコ店は『密』が生じやすい施設であり、行くことを控えてもらいたいと強くお願いしたい」と強調した。
 県が店名を公表したKING塩尻店には、1日も多くのパチンコ愛好者が訪れ、駐車場はひっきりなしに車が出入りしていた。市内から来店した50代男性は「(店内は)感染防止対策もしていたし、営業している店が全然ないよりはあった方がいいと思う」などと話していた。KING塩尻店の責任者は「取材には応じられない」と話した。

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