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松本市安曇で最大震度4 中信各地で揺れ続発

県道乗鞍岳線で発生した落石(23日午後1時50分ころ、乗鞍高原の住民提供)

 23日午後1時44分ころ、県中部を震源とするやや強い地震があり、松本市安曇で震度4を観測するなど中信地方各地で揺れを感じた。震源の深さはごく浅く、地震の規模を示すマグニチュード(M)は5・5と推定される。その後も余震とみられる地震が続いた。市によると、けが人はなく、特に大きな被害はなかった。気象庁は緊急地震速報を発表し、スマートフォンなどで受信した住民らを驚かせた。

 県によると、安曇地区の国道158号安房峠近くの路肩に陥没やひびが見つかり、県道乗鞍岳線で落石があった。県営松本空港は直後に滑走路の安全点検で離陸予定の小型機を一時待機させた。
 京都大学防災研究所の大見士朗准教授によると、震源は安曇地区の徳本峠付近とみられ、活火山・焼岳に近いが、「観測データに異常は見られず火山活動に直接起因しないと考えられる」としている。
 長野地方気象台によると、付近では前日から地震活動が続き、23日午後8時までに震度1以上の地震が17回あった。上高地の宿・徳澤園にいた上條敏昭上高地町会長(70)は「続く揺れと地鳴りに平成10年の群発地震を思い出した。新型コロナウイルス感染拡大と共に長期化を心配している」と話していた。

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