政治・経済

総務部長に初の女性・伊佐治裕子氏 松本市が人事異動内示

 松本市は9日、15日付で発令する職員の人事異動を内示した。副市長人事が予定されている嵯峨宏一総務部長の後任に、伊佐治裕子文化スポーツ部長を起用する。昇任は3人で、こども部長に青木直美こども育成課長を充てる。事務方トップの総務部長に女性が就任するのは初めてで、部長級に女性が2人就くのも初となる。管理職(課長以上)の女性割合は11.0%で、初めて2桁台に乗った。

 伊佐治氏はこども部長や教育政策課長を歴任し、行政管理課で行政改革も担当している。臥雲義尚市長は臨時の記者会見で、総務部長は新型コロナウイルス感染症対策など部局を超えた総合調整機能を発揮することが重要との認識を示し「筆頭部長としてリーダーシップを取ってほしい」と期待した。
 市長は女性の登用について、これまで女性職員が若手の時代に庶務的な仕事に集中する状況があったとの見方を挙げ「男女の隔たりがないキャリアパスを重ねられる環境を整えたい」と述べた。その結果として、公約に掲げた「女性管理職30%」に近づけたいとした。
 1日付異動を含めた異動規模は、前年度に比べて58人少ない592人と小規模になった。健康産業・企業立地担当部長を廃止し、新設された建設部交通担当部長には小林浩之・健康産業推進担当部長を充て、渋滞対策や路線バスの充実強化などに取り組む。
 臥雲市長が公約に掲げた市役所の再編を実現するには、条例改正を伴う部の改編が必要なことから、市長は来年度の人事異動に併せて改編する意向を示した。本年度に行う事務事業の見直し、ソフトとハードを含めた市役所再編の検討を踏まえた上での対応になるとした。
 異動は次の通り。
 【部長】▽総務部長(文化スポーツ部長・国際音楽祭推進課長事務取扱)伊佐治裕子▽総務部部長(総務部長兼地域づくり部長兼上下水道局長)嵯峨宏一▽政策部長(行政管理課長)中野嘉勝=
昇任▽政策部部長・松本広域連合派遣(教育部長・文化財課長と松本城管理事務所長の事務取扱)山内亮▽危機管理部長(財政課長)板倉章=昇任▽地域づくり部長(議会事務局長)市川英治▽文化スポーツ部長(こども部長)村山修▽健康福祉部長(健康福祉部長・医務課長事務取扱)樋口浩▽こども部長(こども育成課長)青木直美=昇任▽農林部長(農林部長・農政課長事務取扱)林浩史▽建設部長(建設部長・建設課長と公園緑地課長の事務取扱)上條裕久▽建設部部長・交通担当(商工観光部健康産業推進担当部長)小林浩之▽上下水道局長(危機管理部長・消防防災課長事務取扱)森本千嘉▽教育部長(政策部長)横内俊哉▽議会事務局長(政策部部長・松本広域連合派遣)平林泉

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