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再び休校戸惑う声も 中学3年生受験が心配

再度の休校を前に下校する子供たち(源池小)

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、松本地域の多くの小中学校は9日から臨時休校になる。新年度がスタートしたばかりでの再度の休校で、「感染を食い止め、命を守るため」と休校の趣旨を理解しつつも、子供たちからは戸惑う声も聞こえてきた。

 新1年生にとっては、新たな学校での生活が始まったばかりでの休校となる。松本市の信明中1年の小林桃子さん(12)は「感染予防に必要な休みなのは分かるけれど、入学して憧れの制服姿になり、新しい友達もできて楽しい時期だけに悲しい」と話した。小学生は友達と再び会えなくなることが残念なようで、源池小6年の男子児童(11)は「1カ月休んで学校が始まりうれしかったけれど、さらに1カ月の休み。みんなと仲良くする時間がなくなる」と嘆いた。梓川小2年の山本ゆいかさん(7)は「教科書に自分で名前を書いた。学校で勉強したい」と話していた。
 受験を意識し始めた中学3年生は学習への影響が心配なようで、丸ノ内中3年の伊東咲楽さん(14)は「前回の休校で学校のありがたさを実感したので残念。家で毎日こつこつ勉強したい」と力を込めた。
 全国的に感染が拡大している時なだけに、保護者の間には戸惑いつつも理解を示す声もある。長女が旭町中に入学した自営業・森谷裕子さん(52)=松本市沢村2=は、再度の臨時休校は想定済みで親子ともに動揺はないとし「誰もが初めての状況に直面している。正解かどうか分からないさまざまな判断や、自分とは異なる周囲の行動を寛容に受け止める姿勢を持ちたい」と語った。
 臨時休校中の児童たちの居場所となる児童センターは再度の休校決定で準備に追われた。梓川児童センターの田野口さつき館長は「子供たちの体調と学校へ行けないストレスに加え、職員の健康も心配」としつつ「子供たちの健康と命を守る措置なので精いっぱい努め、めりはりある日課を工夫したい」と語った。

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