教育・子育て

松本の小中学校 きょうから再度の臨時休校 子供の命と健康最優先

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、松本市内の小中学校は9日から5月6日まで再び臨時休校となる。隣接する塩尻市で感染者が不特定多数の人と接触した可能性があることや政府の緊急事態宣言を受けた措置で、現場の教職員は1カ月ぶりに再開した矢先の急展開に驚きながらも、前回とは異なり心積もりや登校日の設定があったことから比較的落ち着いて対応に当たった。市は休校期間中の受け皿として、児童センター・児童館の過密状態や職員負担の軽減を図るため学校との連携についても検討している。

 市によると、休校期間は短く区切って繰り返すより長期にしたほうが混乱を生じないとし、緊急事態宣言にも合わせて決めた。休校中も、学年や地区単位など学校の実態に合わせて週1回程度、短時間の登校日を設け、児童生徒の体調確認や心のケア、課題(宿題)配布などを行っていく。
 各校とも休校への構えはあったものの、前夜の連絡から1日で対応することになり、8日は教諭らが忙しく当面の課題を準備した。源池小では「学校ができるサポート」として生活リズムを崩さないよう週の初めに登校日を計画し、それまでのプリントなどを配布した。今後は学習計画の練り直しなども必要となる。横内宏行校長は「1カ月抜けてしまう影響は大きいが、最終的に優先させるのは命や健康」と力を込めた。
 3月の休校に続き長期間授業ができないことへの懸念は中学校を中心に聞かれた。筑摩野中は「ネット環境を活用した学習もできたらいいが、全ての家庭で環境が整っているわけではない」と難しさを指摘し、別の中学校の教諭(51)は「なんとか授業を回していかなければならないが、(休校は)本当にこれで終わりなのか」と先の見えない状況に気をもんでいた。
 丸ノ内中では、クラス替えがない3年生は、休校に備えて新学期早々から授業を始めていた。武井利博教頭は「どこかで休校になると思っていたが、この早さは想定外。唐突感があっても子供を守るためには仕方がない」と理解を示していた。

連載・特集

もっと見る