政治・経済

塩尻の小中学校あすから再び休校 新型コロナ 市内で濃厚接触者の可能性

20代男性が勤務していた「auショップ塩尻広丘店」。県は3月28日と29日に来店した人に保健所への相談を呼び掛けている

 新型コロナウイルス感染者の急増を受けて安倍晋三首相は7日、緊急事態宣言を7都府県に発令した。長野県は対象地域に入っていないが、同日には6日に感染が確認された伊那保健所管内の20代男性が塩尻市内の携帯電話販売店でアルバイト勤務していたことが分かるなど事態が刻々と変化している。市教育委員会は男性の濃厚接触者が市内に一定数いる可能性があるとして9日から2週間、市内15小中学校を緊急で休校とする決定をした。

 県によると、20代男性が勤務していたのは広丘野村のauショップ塩尻広丘店で、勤務日は3月28、29日だった。当時の来店者は2日間で約100人に上り、不特定多数の濃厚接触者がいる可能性がある。
 市教委は7日夕にこの連絡を受け、臨時校長会を開くなど対応に追われた。6日に始業式と入学式を行い約1カ月ぶりに学校を再開したばかりだが、9~22日に臨時休校の措置を取ることとした。保護者には7日中に緊急メールや電話で連絡し、児童生徒には8日に半日登校をさせて説明する方針だ。
 市は現在、県が県内各圏域の感染状況を4段階で示す「発生段階の区分」で感染の経路が特定・推定できるレベル1に該当する。ただ市内に濃厚接触者が多数いる可能性が浮上したことで、認識の強化が図られる可能性も出てきた。市は8日に対策本部員会議を開き、理事者や部長級職員が今後の対応を検討する。

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