教育・子育て

小中学校再開に喜びと不安 新型コロナ対策万全に

進級したクラスで久しぶりの再開を喜ぶ新6年生の児童たち(四賀小)

 新型コロナウイルス感染症への最大限の警戒・感染予防が続く中、松本市立の小中学校で6日、新学期が始まり、子供たちが戻った校舎には久しぶりに元気な声が響いた。3月2日に臨時休校となり、そのまま春休みに入っていた児童・生徒たちは、友達との再会を喜び合う一方、再び休校にならないか心配する声も聞こえてきた。

 松本市立の小中学校は、6日に始業式と入学式が行われた。教職員らが備品の消毒を徹底し、定期的に換気をするなど対策が講じられた校舎で、学校生活が再開した。
 四賀小学校(徳武由和校長、119人)は、感染予防のため全員同じ場所には集まらず放送で始業式を行い、新任教職員も録画映像で紹介した。入学式に出席する新1年生が初登校する前に上級生を下校させる計画で、新5・6年生が新2~4年生より前に登校し、校舎を清掃した。児童たちが集まった教室には「久しぶりー」と元気な声が響いていた。
 同小では3月27日に登校日を予定していたが、全国での感染拡大を受けて中止していた。新6年生の横山菜々さん(11)は「学校が再開してうれしい。5年生の時は授業が途中で終わったので、学校でしっかり勉強したい」と願った。同級生の久保田栞奈さん(11)は「休校中はほとんど自宅にいてさすがに飽きた」と苦笑いし「また休校になるのは嫌。勉強が進まないまま中学生になったら授業に付いていけるのかなぁ」と心配していた。
 松島中学校(北野文彦校長、371人)は午前中、校内放送で始業式を行った。新2、3年生の代表生徒が1人ずつ新年度の目標を作文で発表し、他の生徒たちは教室で背筋を伸ばして聞き入った。新任教職員の紹介は各教室の黒板に顔写真を貼って行い、北野校長は「(新型コロナウイルスの感染拡大は)先生たちも経験したことがない状況。みんなで乗り切ろう」と呼び掛けた。
 生徒の登校は新年度の準備をした3月18日以来となる。休憩時間は友人との再会を喜ぶ生徒たちが廊下にあふれ、校舎ににぎわいが戻った。3年生の熊谷つくしさん(14)は「みんなに会えてうれしい。受験に向け時間を有効に使いたい」と力を込め、同級生の相河心温さん(14)は「久しぶりの学校は楽しい。(夏に延期された)修学旅行に行きたい」と願っていた。

連載・特集

もっと見る