教育・子育て

塩尻の小中学校1カ月ぶりに再開 新型コロナ入念に警戒 入学式・始業式

保護者が見守る中、友達と手をつないで入場する新1年生(桔梗小)

 塩尻市内の小中学校が6日、ほぼ1カ月ぶりに再開し、一斉に入学式や始業式が行われた。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため3月2日に休校措置が始まって以来、学校に子供たちの笑顔が戻った。一方、新型コロナ対策で式典の規模は縮小され、内容も例年とは大幅に変更されるなど異例づくめの一日となり、関係者に期待と不安が入り交じる中で新年度がスタートした。

 塩尻西部中学校の入学式はわずか10分余りだった。例年であれば祝辞を述べる来賓の姿も、校歌を披露する在校生の姿もない。体育館には前後左右1メートル間隔で並べた椅子にマスク姿の1年生が座り、式典が粛々と進められた。
 「部活も勉強も両方頑張りたい。新しい生活が楽しみ」。黒澤杏維和さん(12)が話すように新入生は希望に胸を躍らせる。一方、長男が入学した女性(47)は「感染が広がってきたら再び休校になるかもしれない。授業に影響が出ないか心配」と口にしていた。
 小中学校とも新入生と保護者のみの出席で入学式を、在校生だけで始業式を行った。
 桔梗小学校の入学式では恒例の新入生の歌がなく、保護者からは「残念」の声が漏れた。それでも小池優斗君は「友達との遊びや探検が楽しみ」、酒井日向太君は「プールが楽しみ」と無邪気だ。青柳信雄校長は感染防止の手洗いやうがいの徹底をお願いした上で「学校には面白いものがたくさんある。不思議なもの、面白いものをたくさん見つけて」と呼び掛けた。
 本年度は各校とも行事の変更や延期に追われ、手探りの日々が始まる。それでも塩尻西部中の勝野雅文校長は「(休校で)子供たちの声が聞こえない学校は本当に寂しかった。無事再開できたことに感謝し、皆で頑張りたい」と話した。

連載・特集

もっと見る