地域の話題

縄文時代の山形をパンフで紹介 村教委が作成

完成したパンフレットとクリアファイル

 山形村教育委員会は、村内で見つかった縄文時代の遺跡を解説するパンフレット「山形村の縄文時代」を作成した。村内で出土した縄文土器5点が平成30年9月、県宝に指定されたことをきっかけに、地域ゆかりの"宝"を大切にする機運を高める。親しみやすい語り口の解説文に多くの写真を交え、子供にも分かりやすい紙面にした。

 「縄文時代ってどんな時代?」という見出しを掲げ、どれくらい前の時代なのかや人々の暮らし、「縄文」とは何かという話題などについて解説する。村内では5000年ほど前の「中期」の遺跡が多いことにも触れる。
 村内でも遺跡の発掘調査が行われ、出土した土器などは村の民俗資料館・ふるさと伝承館に、結果報告書は村図書館にあることを案内した。村内で32カ所が確認されている縄文遺跡の位置図を載せ、村の"三大遺跡"については「松本平最大級!」などの言葉で特徴を説明する。
 県宝になった土器5点の写真を大きく載せ、それぞれの特徴を解説した。大きさをイメージしてもらえるように、人物と並べた写真を添えた。
 社会科で縄文時代を学ぶ小学校6年生が理解できるように編集した。教科書にあるような全国の平均的な記述ではなく、村の地面の下にある遺物や遺構に焦点を当てた。
 日本の歴史と村の歴史をつなげることで、過去の世界に現実味を抱いてほしいと考えている。担当の村田幸子さんは「学び、遊び、住んでいる所の下に遺跡が眠っていると感じることが、大切にしていく気持ちにつながればいい」と話す。
 「わたしたち、信州の宝になりました。」との言葉や県宝指定の縄文土器5点の写真をあしらうクリアファイルも作った。いずれも文化庁の補助金を活用した。パンフ、クリアファイルのいずれも2000部を用意し、村教委の歴史関連の催しの際に配ったり、山形小学校に届けたりする。入手などの問い合わせは村教委(電話0263・98・3155)へ。

連載・特集

もっと見る