政治・経済

塩尻署管内昨年まとめ 高齢者絡む交通事故37.4%

 塩尻警察署はこのほど、昨年1年間の管内(塩尻市、朝日村)の人身交通事故の状況をまとめた。事故件数は前年を46件下回って219件となった一方、65歳以上の高齢者が絡んだ事故は同4件上回って82件に上り、事故割合は過去5年間で最も高い37・4%に達した。今年3月にも高齢者が犠牲となる死亡事故が連続して発生し、塩尻署は同25~27日に緊急対策で交通取り締まりを行うなど事故防止対策を強化している。

 昨年の交通事故死者は2人(前年比1人減)で、いずれも高齢者が絡んだ事故だった。3月には塩尻市広丘野村の国道19号交差点で、40代男性会社員のオートバイと高齢女性の乗用車が衝突し、男性が死亡した。12月には、夕方に同市洗馬の市道交差点を歩いていた高齢男性が、別の高齢男性の軽乗用車にはねられて死亡した。高齢者が加害者となる事故件数は前年と同数の53件だった。
 今年3月には、6日に大門三番町の県道交差点で60代女性が、22日に旧塩尻の国道20号で70代女性が、それぞれ車にはねられて死亡した。
 塩尻署交通課の今溝隆交通課長は、高齢ドライバーに対しては「加齢に伴う身体能力の低下は避けられないことを自覚して運転してほしい。家族と相談し、免許返納も一つの道として検討を」と促す。高齢歩行者に対しては「横断歩道での左右の安全確認や、反射材の活用をお願いしたい」と呼び掛ける。6~15日には春の全国交通安全運動が実施されることから「悲惨な事故の防止に向けて取り締まりや事故防止啓発をさらに強化していく」と話している。 

連載・特集

もっと見る