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東京五輪1年程度延期 聖火リレーも当面中止

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、国際オリンピック委員会(IOC)と東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は24日夜、東京2020大会の延期を発表した。東京五輪・パラリンピックの出場を目指す中信地区の選手や指導者、競技団体の関係者は「やむを得ない」と理解を示しながらも、1年程度の延期による選手への影響を気に掛けた。26日に福島県からスタートし、県内では4月2日と3日に予定されていた聖火リレーも当面、中止となった。心待ちにしていたランナーは残念がりながらも前向きに捉えた。

 東京五輪の延期に伴って聖火リレーも当面中止となり、中信地区の聖火ランナーからは残念がる声が聞かれた。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大が進む中で、規模縮小や中途半端に開催されることを懸念していたランナーも多く、延期による「仕切り直し」を評価する声が多くを占めた。
 県内では4月2日に東北信、3日に南木曽町、安曇野市、松本市など中南信地区を走るルートだった。
 安曇野市ルートの走者で建築業の宮下雅士さん(47)=安曇野市明科東川手=は「延期を聞いたときはがっかりしたけれど、走る楽しみを後にとっておける」と前向きに捉えた。3日に伊那市ルートを走る予定だった塩尻市塩尻町のワイナリー・アルプスの矢ケ崎学社長(56)も「来年行われるときには優先的に参加できるということなので、もう1年間頑張ろうという励みになると思えばいい」と受け止めた。
 一時、聖火を車で運ぶ方法も検討されていただけに、松本市ルートで参加予定だった槍ケ岳山荘グループの穂苅大輔さん(34)=松本市元町1=は「中途半端な形でやるのではなく、仕切り直しぐらいがいい」と評価。「すごく残念」と語る南木曽ルートの走者だった木曽青峰高校2年生の斉藤美花さん(17)は「いろいろな思いを背負って走れるように、次回を楽しみに待つ」と語った。
 2日に上田市ルートを走る予定だった松商学園高校硬式野球部監督の足立修さん(56)=松本市波田=は、五輪延期による選手への影響を心配しつつ「早く新型コロナウイルスが終息し、普通にスポーツも生活もできるようになってほしい」と願った。

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