政治・経済

塩尻市施設 28日に再開

椅子を片付け、立ち入り禁止のロープが張られたえんぱーくの共用空間。3週間ぶりに利用できるようになる

 塩尻市は24日、新型コロナウイルスの感染拡大防止を目的に継続してきた催しの自粛や公共施設の閉鎖を28日に解除する方針を決めた。現時点で県内では感染の拡大が見られないことや、長期的な自粛が市民生活に及ぼす影響を考慮し、条件付きで再開させる。具体的には不特定多数が長時間滞在する環境の回避や感染症対策の徹底を図る考えで、市主催行事の中止・延期方針が先月26日に決まって以来1カ月ぶりにほぼ通常に戻る。

 公共約30施設を対象としていた閉鎖措置は3週間ぶりに解かれることとなった。ただしクラスター(感染者集団)が発生しやすい環境をつくらないことが条件で、市立図書館は閲覧の席数を減らし、利用者の滞在時間をおおむね1時間に制約する。市民交流センター・えんぱーくの共用スペースも同様の対応とし、不特定多数が密閉空間で過ごす学習室は使用しない。北部交流センター・えんてらすは換気や消毒の時間に充てるため、開館時間を朝夕30分ずつ短縮する。平出博物館は平出遺跡公園ガイダンス棟で実施している屋内型の体験学習を当面の間見合わせる。
 市主催の行事は実施の規模や対象者の来訪範囲、密度、滞在時間などを一つ一つ検討する中で開催を判断し、当日の感染症対策を徹底する。不特定多数や高齢者、基礎疾患のある市民の参加が想定される場合は、クラスター対策が困難であれば中止や延期とする。
 庁内の対策会議で決めた後、各担当課で細かな対応を決定した。健康づくり課は「当面の措置。今後も情勢の変化を見る中で柔軟に対応し、必要に応じて随時見直しを図りたい」としている。