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強風で塩尻駅北造成地一帯の住宅街が砂塵被害

降り積もった土や砂が砂浜のように風紋を描く駐車場

 塩尻市大門7区と広丘郷原の計13・7ヘクタールを宅地化する「塩尻駅北土地区画整理事業」の造成地一帯で、深刻な砂塵被害が起きている。宅地化のため整地された広大な土地の乾いた土が、春先の強風に飛ばされて猛烈な砂嵐を巻き起こし、周辺の農地や宅地に厚く降り積もるためだ。事業を進める同土地区画整理組合は昨秋のうちに一帯にレンゲソウの種をまく対策を取ったが間に合わず、24日以降、風下にネットを張って応急対策を進める。

 強風が吹き荒れた20~22日の3連休、一帯では西寄りの風に巻き上げられた土が周辺の畑を覆い尽くしたり住宅街や市道に厚く堆積したりする光景が見られた。中には7センチ近い厚みで降り積もった砂や土が風紋を描き、さながら砂浜と化した駐車場も。近くの女性は「洗濯物を外に干せず家の中も砂だらけ。自然の仕業とはいえなかなか大変」と苦笑した。
 造成地はもともとブドウを中心に果樹園が広がっていたが、宅地造成に合わせて広大な更地となった。一帯では昨春にも同様の砂嵐が発生しており、組合はレンゲソウの種約50キロを用意して秋にまいた。しかし、この3連休中の強風は想定外だったといい「対策を求める声も聞く。少しでも被害を抑えるためにも発芽を待たずネットを張ることにした」。土ぼこりは市道や側溝にも堆積しており、24日には路面の清掃も進める予定だ。

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