教育・子育て

信大で代表者だけの卒業式 新型コロナ対策で規模縮小

濱田学長(右から2人目)から学位記を受け取る修了生(信大提供)

 信州大学松本キャンパス(松本市旭3)の卒業式が21日、キャンパス内の全学教育機構20番教室で開かれた。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、規模を縮小し、参加者を限定して実施した。各学部の卒業生と大学院修了生の代表者11人、濱田州博学長ら大学関係者の計20人ほどが出席する異例の式となったが、卒業・修了生は夢と志を胸にそれぞれの道へ踏み出した。

 松本キャンパスでは各学部で計811人が卒業し、院生145人が修了した。この日の式では告辞はなく、濱田学長はあいさつで短く、心を込めてはなむけの言葉を述べた。スーツや着物姿で出席した卒業生と修了生の代表者らは濱田学長から卒業証書・学位記を受け取った。謝辞もなく、例年の3分の1の30分弱で終了となった。
 信大のホームページに載せた告辞で濱田学長は「頻発する巨大災害は、皆さんに不安を与えているかもしれない」とした上で、ロシアの文豪トルストイの作品『人はなんで生きるのか』の言葉を紹介し「人間には未来が分からないが、一緒に生きることによって前進していけることを示している」とした。感染症に対しても「一人一人が一緒に生きることを考えた行動をお願いしたい」と呼び掛けた。
 他のキャンパスでも22~24日に順次、卒業式が行われる。新年度の入学式はコロナウイルスの感染拡大を防止するため行わない。

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