政治・経済

松本市の坪田副市長 退任へ

 松本市の菅谷昭市長は19日の市議会議員全員協議会で、坪田明男副市長(79)=反町=から2月に提出を受けて保留していた今月27日付での退職願を受理したことを明らかにした。任期は6月30日までだが、4期16年を共に歩んだ菅谷市長が任期満了日の27日に坪田副市長に解任辞令を交付し、二人そろって市役所を去る。

 坪田副市長は全員協議会で退任に当たってのあいさつに立ち「人生の最晩年を迎える途上で、未来に光明を見いだしながら充実した日々を送ることができた」と述べた。1期目は市長と職員のパイプ役を果たすこと、4期目はマンネリズムを打破することなどの役割に触れつつ、「かけ声倒れの感を免れなかった」と、4期16年を謙虚に振り返った。
 坪田副市長はこの日が誕生日で、くしくも退任あいさつの節目と重なった。「残り少ない余生の覚悟」を「やわらかな ひざしのもとで たいひまく ときはなたれて われいま農夫」と自作の短歌で表現し、「大変長い間ありがとうございました」と頭を深く下げて謝意を伝えた。
 菅谷市長は受理した理由について、再選挙となる可能性があった市長選挙で新市長が決まったことや、新型コロナウイルスに対する庁内態勢が確立できたことを挙げ「16年間共に苦労を重ねてきた副市長の意をくみ、退職願を受理することにした」と説明した。

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