政治・経済

令和元年度の安曇野市ふるさと納税 過去最高額に

 令和元年度に全国から安曇野市に寄せられたふるさと納税の寄付金総額は9億8102万円となり、過去最高を更新した。市内で製造されるパソコンの返礼品への根強い人気が金額を押し上げた。返礼品に関する市内企業の提案や問い合わせも増えており、安曇野産品を全国にPRする手段としての期待感は高まっている。

 寄付額は前年度の6億1399万円から1・6倍近く増加した。寄付額の9割以上は工業製品の返礼品の注文で、50万~100万円ほどの寄付でもらえるVAIOやエプソンのパソコンが大半を占めた。パソコンを返礼品に加えた平成27年度以降、寄付総額が9億円を超えたのは初めて。
 寄付件数は前年度比136件増の3100件で、農産物・加工食品の返礼品が約半数を占めた。リンゴなどの農産物や野菜ジュース、そば、地下水ボトルなどが人気だ。収穫されず放置された渋柿で作った干し柿商品を年末に追加したところ、次々と注文が舞い込んだという。
 市は寄付が好調な理由について、返礼品が通年で安定供給されたことや、寄付額に対する返礼品費の割合がどの自治体も等しく3割以下となったことが大きいとみる。新たな販路を求める市内の製造業者も関心を寄せ、返礼品に関する提案が増えているという。本年度は返礼品の入れ替えで加工食品など48点を新たに追加し、計144点とした。
 市総務課の担当者は「今後は交流人口の拡大に向け、安曇野に足を運んでもらえるような着地型商品も充実させたい」と話している。

連載・特集

もっと見る