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ポップで特殊詐欺防げ 松本署と防犯連合会福祉ひろばに掲示

 松本市内の地域づくりセンターや福祉ひろばで、それぞれの地域で発生した特殊詐欺狙いの電話などの内容を書き込んで伝える掲示板(書き込みポップ)の設置が進められている。松本警察署と松本防犯協会連合会が1月に始めた取り組みで、特殊詐欺の犯人に狙われることが多い高齢者や地域住民の目に付きやすい場所として、福祉ひろばなど計48施設に掲示の協力を依頼した。松本署が認知した特殊詐欺狙いの電話などの内容や未然に防いだ実例を伝え、住民に警戒するよう呼び掛けている。

 ポップは縦90センチ・横30センチで、ピンク色で目立つようになっている。材質は紙だが表は水性フェルトペンで繰り返し書き込めるよう加工してある。松本署から特殊詐欺の情報を得た各施設の職員が、情報を更新して書き込めるようになっている。
 「○月○日この地域に詐欺の犯人から電話がかかってきています」などと記し、電話で犯人が話した内容なども書き込んでいる。なんなんひろば(松本市芳野)の入り口に掲示されているポップには、1月24日に警察官や家電量販店の社員をかたってキャッシュカードをだまし取ろうとする事例があったことが、暗証番号を教えないなどの注意点とともに記されている。
 松本署管内では今年、3月15日現在で6件の特殊詐欺被害が確認され、被害額は計1336万円に上っている。松本署生活安全課の淺岡真管理官は「住んでいる地域で発生した、特殊詐欺を狙った電話の内容や被害の具体例を知って自分の身に置き換えてもらい、被害の未然防止につなげていきたい」と話している。