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木祖・薮原の古民家で「我楽多や」 交流や物販の新たな拠点に

 木祖村薮原の宿場内にある古民家「大つたや」で、毎月第2の土曜日と日曜日、地域の家庭に眠っていた食器などを販売したり、コーヒーなどでもてなしたりする店「我楽多や」が開かれている。空き家を利用した新たな拠点づくりの一環だ。14日は地域住民らが立ち寄り、茶飲み話にも花を咲かせていた。

 村観光協会が旗振り役となって本年度、地域おこし活動「薮原宿未来プロジェクト」が始動した。住民らが宿場の未来像を探る中で、大つたやを人が集まる交流や宿泊の場にする構想が動き出した。
 我楽多やはプロジェクトの第一歩として、昨年11月に始まった。解体される空き家から「救出」したり、住民に寄せてもらったりした汁わんや皿、花器といった古い生活道具を「気持ち程度」の価格で販売している。プロジェクトに参加する村地域おこし協力隊が店番をしている。
 この日の昼すぎ、近くの小林進さん(63)が「たまたま店の前を通り掛かり、気になった」と立ち寄った。陶芸をたしなむといい、茶道で使う菓子入れや花入れを購入していた。「(陶芸の)師匠の作品に出合えた。お返しに今度は、自宅に眠る陶器などを提供したい」と笑顔だった。
 冬季は観光客がまばらで客も少ないが、協力隊の小川礼子さんは「まずは店を開店させることが第一」と話し「物々交換のコミュニーティーにもなりそう」と期待していた。
 15日は午前10時ごろから夕方まで開いている。

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