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消毒用ボトル盗まれる 松本の飲食店 感染拡大で品薄

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で消毒用アルコールが品薄になる中、レストランのトイレに備え付けてある消毒用アルコールがボトルごと盗まれる被害が発生している。関係者は「お客さんを疑いたくはない」と困惑しつつも、対策を求められている。

 松本市島立のベーカリーレストランサンマルク松本合同庁舎前店では、2月中旬の昼ころと3月10日の夜ころに、女性用トイレに置いてあった消毒用アルコールボトルがなくなっていた。2回とも盗難に遭ったとみられ、同店は11日に警察に相談した。畠山エロナ店長は「お客さま全員の安全のために置いているもの。一人の都合で持って行かれては本当に困る」と困惑している。
 畠山店長によると、消毒用アルコールボトルはトイレの洗面所に置いてあり、従業員が清掃に向かったところ、ボトルがなくなっていることに気付いた。約1リットルのサイズで、2回ともほぼボトルいっぱいに消毒用アルコールが入っていたという。
 同店では新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、出入り口と店内の中央付近、男女トイレの計4カ所に消毒用のボトルを置いている。チェーン店を展開するサンマルクの本部(岡山市)からは、目立つ場所のみの設置も提案されたが、トイレは衛生管理的に重要な場所であることから同店は引き続きボトルを置こうと判断した。ただ、11日からボトルをチェーンタイプの鍵で固定する対応を取っている。
 畠山店長は「お客さまを疑いたくはないが、2度もなくなってしまうと対策を取らざるをえない」とため息をつき、「店のアルコールの在庫にも限りがある。自分勝手な行動はやめてほしい」と訴えていた。

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