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あずさ2号さようなら 鉄道ファン松本駅で別れ

出発する「あずさ2号」を松本駅のホームから見送るファンたち

 JR東日本が14日に実施するダイヤ改正に伴い、兄弟デュオ・狩人のヒット曲で「8時ちょうどのあずさ2号で~」と歌われる中央東線の特急あずさ2号がなくなる。あずさの名を全国に知らしめ多くの人に愛された列車とあって、最終運行となった13日は始発駅の松本駅に多くの鉄道ファンが集まり、旅立つ列車を見送った。

 今回のダイヤ改正では、中央東線を走る特急の「あずさ」と「かいじ」の号数を一本化する。これまで通り上りが偶数、下りが奇数となり、2号は山梨県内の竜王発のかいじに割り振られた。あずさの上り始発は松本発6時30分のあずさ4号となる。
 JR東日本長野支社によると、あずさ2号の曲が発表された昭和52年当時、列車のあずさは上りと下りが別々に1号から号数を付け、上下両方に2号が存在していた。ただ、翌年の昭和53年10月のダイヤ改正で上りが偶数、下りが奇数となり、曲では「いつかあなたと行くはずだった 春まだ浅い信濃路へ」と下りの設定だが、実際には上りとして定着してきた。甲府が始発の時代もあったが、その後、松本が始発となってきた。
 松本駅では13日、出発時刻の午前6時25分のかなり前からファンがホームに集まり、車体の電光掲示板に映し出された2号の表示を写真に撮っていた。列車が出発すると、敬礼したり、手を振ったりして姿が見えなくなるまで見送っていた。
 松本市里山辺の荒川義昭さん(49)は、「2号車2番」の席を予約していたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて泣く泣く乗車をキャンセルした。代わりに「ありがとう あずさ2号」と手書きしたプラカードを持って見送った。東京に行く時にたびたび乗車してきたといい、「思い出がたくさん。またいつかあずさ2号の名前で走ってくれたら」と話した。

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