政治・経済

塩尻市大型事業をネットで公開 市民説明会延期のため

「ネット説明会」用の動画を製作する都市計画課の担当職員たち

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて集会や催しの自粛が続く中、塩尻市は大型事業の「市民説明会」をインターネットで公開する試みを始める。市は当初、来年度から5カ年計画で予定する小坂田公園再整備事業の市民説明会を20日に計画したが、情勢を鑑み当面の開催を見送った。一方、多くの市民に関わる総合公園の整備案だけに、事前に広く周知し意見を請う責務があると判断した。公表予定だった内容を動画にして、20日から公開する考えだ。

 12日は庁内で、事業を担当する都市計画課整備係の職員が動画を製作した。製作提案者の矢田谷健一主任(39)の解説で本来は説明会で示す予定だった内容を約30分間の映像に収めた。「多くの市民が楽しめる場所にするためにも内容を広く知ってもらいたい」と矢田谷さん。編集した上で市の公式ホームページで公開する。
 説明会は当初、市民交流センター・えんぱーくで予定されたが実施が難しいと判断し延期を決めた。とは言え開催時期の見通しは立たない。説明会の実施に明確な基準や義務はなく中止という選択も可能だが、概算総事業費が13億円に上る事業規模や、多くの市民が憩う総合公園を再整備するという趣旨に照らして初の「ネット説明会」が企画された。
 市は既に説明会用資料を公式ホームページで公表しており、動画と併せて視聴すると理解が深まるという。23日~4月17日には予定通りパブリックコメントを実施して市民の意見を募り、集約した上で最終計画案を5月に市議会に示す。