政治・経済

臥雲氏が先行、大月氏・花村氏・百瀬氏が追う 松本市長選情勢

 市民タイムスは11日、15日投開票の松本市長選挙の有権者を対象に9、10日に実施した意識調査(200人)と、期日前投票の出口調査(300人)の結果をまとめ、取材も加味して選挙戦の情勢を探った。立候補している無所属新人6氏のうち、元NHK解説委員の臥雲義尚氏(56)が一歩リードし、元県健康福祉部長の大月良則氏(59)、元テレビ朝日記者の花村恵子氏(52)、元県議会議員の百瀬智之氏(37)が追う展開となっている。会社役員の上條邦樹氏(50)と歴史研究家の米田龍二氏(75)は浸透していない。激戦を反映し、意識調査では投票する候補を決めていない有権者が4割を超え、情勢は予断を許さない。

 「誰もが豊かになれるまちづくり」を掲げ、市政の転換を訴える臥雲氏は、地元の市街地や南部を中心に全域で支持を広げる。党派を問わず浸透し無党派層でも優位に立つ。市街地活性化や経済対策の充実を望む層の支持が厚い。
 豊富な行政経験をPRする大月氏は地盤の波田を含む西部で臥雲氏と競り、前回選で現職の菅谷昭氏に投票した層を臥雲氏と分ける。共産支持層に浸透し自民支持層も一定の支持を得る。医療福祉の充実を望む層に食い込む。
 「多様性を認め合い、つながるまちづくり」を掲げる花村氏は女性に支持を広げ、地元の市街地や合併地区に食い込む。支援を受ける社民党の支持層を固めた。医療・福祉や子育て支援の充実を求める層の支持を集める。
 「環境先進都市」の実現を目指す百瀬氏は市街地や南部で一定の支持を得て、若手や働き盛り世代、女性に浸透する。れいわ支持層にも食い込む。経済対策や中心市街地活性化の充実を求める層に一定の支持を広げている。
 今市長選に関心が「ある」「ある程度ある」の回答は9割で、4年前の前回選とほぼ変わらない。