教育・子育て

生坂中生徒が人形劇で防災訴え 村ケーブルTVの番組制作

人形劇のせりふを録音する生徒たち(2月下旬の授業で)

 生坂村の生坂中学校3年生8人が、防災や福祉について学んだ1年間の成果を生かし、地域住民に災害に備える大切さを伝える番組を制作した。村に伝わる犀龍小太郎の民話にちなんだ人形劇で、いざという時に命を守る「自助・共助」の力を高めるきっかけになればと取り組んできた。19日に村ケーブルテレビ(ICN)で放送が始まる予定だ。

 台風の接近で雨が降り続く村を舞台にした短編にまとめた。主人公の小太郎が、家族や村民と関わりながら、早めの避難行動の大切さ、防災用品などの備えが緊急時に役立つことに気付いていく物語で、各戸に配布されているハザードマップの活用も呼び掛ける。
 総合的な学習の時間に、炊き出し体験や村の防災倉庫見学などを行い、学びを深めてきた。地域の人から少子高齢化が進む村の課題も聞き、小さい子どもからお年寄りまで関心を高めてもらえる情報発信を考えた。
 シナリオ作りや撮影は昨秋から進め、文化祭での人形劇発表で交流がある村内のサークルから人形を借り、ICNの番組制作を担当するいくさか大好き隊の西野順二さんに助言を受けた。
 2月末の授業では、最後の編集作業を行い、せりふの再録音をして完成させた。撮影を担当した鈴木凌空君(15)は「分かりやすい番組になるよう何度も撮り直しをした。たくさんの人に見てほしい」と話す。ナレーションを務めた吉澤優空君(15)は「番組を見て、災害時にどう行動したら命を守れるか考えてもらえたらいい」と願っている。
 3月の放送予定は19日、29日の午後6時45分から。4月以降も、毎月9のつく日に放送を予定する。