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パン店やスーパーで衛生管理強化 新型肺炎予防で対策

バラ売りを見合わせている総菜コーナー(ツルヤなぎさ店)=左写真。個包装のパンが並ぶ売り場(スイート並柳店)

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、松本市内のパン店やスーパーマーケットで、パンの個包装陳列や総菜のバラ売り中止といった動きが広がっている。袋詰めなどの手間やコストはかかるものの、各店では感染対策を最優先として衛生管理を強化している。

 パン店・スイート並柳店(並柳2)は縄手本店やあづみ野店と合わせ、全商品を個包装して陳列している。従来は焼きたてを直接並べていたが、県松本保健所管内で感染者が確認されたことをきっかけに変更した。常時80種類ほどそろえ、袋詰めに時間がかかることと、負担軽減により従業員の免疫力を高めるため、営業時間を短縮して対応している。
 都築賢一店長(46)は「お客さんにとっての安心材料になれば」と話し、サービスのドリンクコーナー用の紙コップも、会計時に希望者に手渡す形にして多くの人が触れない配慮をしている。
 スーパーマーケットのツルヤなぎさ店(渚1)では、揚げ物などで顧客がトングで必要な分量を取り分けるスタイルを1週間ほど前から中止した。売れ筋を中心に種類を絞り、大きな山賊焼きは1枚、コロッケなどは2、3個ずつパック入りにして並べるほか、ショーケース内の自家製パンも個包装にしている。買い物に訪れた介護職の女性(61)=岡田町=は「仕事が増えて大変だろうけれど、こういう時期なので安心できる」と歓迎していた。
 同店の酒井潤一次長(35)は「売り上げよりも対策重視。スーパーとしては買い占めや休校を含めさまざまな対応に追われているので、早く収束してほしい」と願っていた。