政治・経済

日銀松本支店が県内経済動向を下方修正

 日本銀行松本支店は5日、県内の金融経済動向(3月分)を発表した。基調判断を2カ月連続で下方修正して「県経済は、一段とペースを鈍化させつつも、基調としては緩やかに拡大している」とした。個人消費は新型コロナウイルスの感染拡大の影響がみられるとした。
 個人消費は底堅く推移しているものの、暖冬の影響で衣料や食料品の販売が不振、消費増税の反動で新車登録台数の減少が続いているとした。2月以降は、観光やサービスなどの業種で客足が減少しているところがあり、新型コロナウイルスの影響がみられるとした。  記者会見した和田健治支店長は、今後の県経済の見通しについて、▽影響が中国以外に広がることで海外経済が一段と減速▽中国から部品や原料の輸入が滞ることで製造業の生産に影響▽旅行やイベントの自粛が続くことで観光、飲食業の収益悪化―など、新型コロナウイルスの影響が広範囲な分野に広がる恐れがあるとし、「3月は影響がより強く出てくる。経済への下押し圧力を注意深く見ていく必要がある」と述べた。