教育・子育て

新型肺炎予防で短縮の卒業式 県立高のトップで田川高など 

教職員に拍手で送り出される卒業生たち(田川高校)

 県立高校のトップを切り一部の高校で1日に本年度の卒業式が行われ、田川高校(平林春雄校長)でも開かれた。新型コロナウイルスの感染予防のため、保護者や在校生が出席しない寂しい式典になったが、卒業生222人が思い出をかみしめながら巣立っていった。

 例年は大体育館で開催するが、今年は小体育館を会場とし、卒業生は全員がマスクを着用して入場した。卒業証書の授与も時間短縮のため一人一人の名前は読み上げず、クラスごとに代表者がステージに上り、平林校長から手渡された。
 平林校長は在校生や学校関係者の声も代弁してお祝いを述べ、文化祭の伝統の水かけ行事で生徒会がごみを出さない工夫をしたことを挙げ、「自ら課題を見つけ、解決方法を考えて実行した。これからの社会で求められていることを高校でよくやった」とたたえた。
 卒業生代表の渡辺元貴君(18)は「困っている人がいたら手を差し伸べられるよう、笑顔を忘れず、田川高校で学んだことを生かしていきたい」と答辞を述べた。卒業生の退場時には教職員が出口に並び、万感の思いを込めて拍手を送っていた。式典後、渡辺君は「一生に一度のことなので、保護者の皆さんに見せられなかったのは残念」と話していた。