地域の話題

公共施設が日曜日でも閑散 催しの中止・延期で利用キャンセル相次ぐ

新型コロナウイルスの感染拡大で開催中止となったイベントのチラシ(安曇野市穂高交流学習センター・みらい)

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、公共施設の利用キャンセルが松本地方でも相次いでいる。自治体が、不特定多数の人たちが集まるイベントの自粛の検討を要請していることもあり、当面のコンサートや展覧会、講演会など幅広い行事が中止・延期された。各地の公民館や交流学習施設などは、本来なら大勢の地元住民らでにぎわうはずの日曜日の1日も閑散としていた。

 安曇野市の穂高交流学習センター・みらい(穂高)は、平時の週末より活気がなかった。貸しスペースには開催中止の館内イベントチラシがまとめて掲示され、「みんな中止だ」と横目に通り過ぎる来館者の姿があった。高嶋俊明・中央図書館長は「いつもにぎわうので寂しい気がするが、こればかりは仕方ない」と切なそうに話した。
 週末はにぎわう塩尻市市民交流センター・えんぱーく(大門一番町)も閑散としていた。交流スペースのテーブルには高校生がまばらにいる程度で、人混みを避けるよう市教育委員会から通知されている小中学生の姿は全くない。会議室などの利用キャンセルも相次ぎ、山崎浩明・交流支援課長は「利用者は普段の10分の1くらい。早く収まってほしい」と話していた。
 松本、安曇野、塩尻の3市のホームページによると、2月下旬以降のイベントの中止・延期はそれぞれ50件前後に上る。不特定多数の接触を避けるため、市側も公共施設の利用縮小に動いており、松本市中央公民館(Mウイング)は2月下旬から学習・談話コーナーを閉鎖している。安曇野市も各交流学習施設にある自習室の使用を3月3日から当面休止するほか、小中学校体育館の使用を2日から18日まで使用休止とする。