教育・子育て

松本の市立小中学校休校は3月2日から 新型肺炎の感染拡大防止で

臨時休校の方針を確認した松本市教委の定例会

 新型コロナウイルスの感染拡大で政府が全国の小中学校と高校に一斉休校を要請したことを受けて、中信地域の市町村教育委員会や各校は28日、臨時休校に向けた対応に追われた。市町村立の小中学校は松本市と塩尻市、東筑摩郡各村が3月2日から、池田町と松川村が4日から、安曇野市が5日からそれぞれ休校となる。木曽郡内の小中学校は2~4日から休校する。

 3月2日から臨時休校とした学校は実質的に2月29日から休みとなり、終業式を行わないまま休校に入った学校もあった。27日夕に安倍晋三首相が休校要請を表明し、わずか1日で休校に向けた段取りをした生徒や教職員、保護者からは気持ちの整理がつかず、戸惑いや憤りの声が上がった。
 3月17日か18日に多い小中学校の卒業式は卒業生と保護者、教職員のみで実施するケースが多く、松本市や山形村の小中学校では保護者の来場を1人に制限する。10日の高校入試を控えた中学3年生の対応について、松本市は中学校に少人数単位で生徒を呼んで指導する。
 学童保育や児童センターは、長期休業と同様の対応を取る市町村がほとんどだ。松本市は、児童センターに登録児童が多数訪れると感染拡大のリスクが高まる恐れがあるとして、施設に近接する公民館や学校施設を開放する対応も検討している。市こども部は「幼稚園と保育園も含め、祖父母などが同居して家で対応が可能な場合は、できる限り利用を控えてほしい」と呼び掛けている。
 28日の松本市教委の定例会では、働く保護者が休暇取得や就業時間の運用などで柔軟な対応が取れるよう、企業に協力を求めていくことを確認した。赤羽郁夫教育長は「市を挙げて感染拡大を阻止できるよう、全力を注ぎたい」と述べた。