政治・経済

安曇野市会一般質問 環境が焦点に

 3月3~5日に行われる安曇野市議会3月定例会一般質問では、環境政策が一つの焦点となる。登壇する19人中5人が取り上げ、気候変動対策や持続可能な社会づくりについて市の取り組みをただす。激甚化する気象災害や記録的な暖冬に対する市民の関心の高まりが背景にありそうだ。

 「地球温暖化対策について」「SDGs持続可能な社会創設における市の対応」「よりよい安曇野の環境を未来へ」―。質問通告書に書かれた議題にはいつにもまして環境に関するキーワードが並ぶ。県や千曲市などが発する「気候非常事態宣言」の考え方、食品ロス削減やプラスチックごみの減量化、環境教育などの取り組みが問われる予定だ。
 「庁内にSDGsの専門部署を」「EV(電気自動車)導入補助金の新設を」「電車内に自転車を持ち込めるようにできないか」など提言の通告も多い。ある議員は人口減少対策の手段として「自動販売機のペットボトルを紙容器に替える」など地球規模のごみ問題に積極的に取り組む姿勢をPRし「安曇野に住んでみたい」と思わせてはどうか―と提案する予定だ。
 環境分野に質問が集まる背景には、東北信に甚大な被害をもたらした昨秋の台風19号など近年相次ぐ大規模な気象災害や、スウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥーンベリさんを中心に世界的に広がる環境運動など気候変動への世論の高まりがある。議員からは「民間企業もSDGsに動いている。次世代のためにいま取り組まないと」「市が率先して環境政策に取り組み、市民に協力を呼びかける必要がある」といった声が聞かれる。
 市は地球温暖化対策実行計画(計画期間・平成24年度~令和2年度)を定めており、令和2年度の温室効果ガス排出量を、平成20年度比で25%以上削減する目標を掲げている。

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