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新型肺炎感染2人に 60代会社役員の妻陽性

有識者を招き、今後の対応を協議した会議

 県は26日、県内で初めて新型コロナウイルスへの感染が確認された中信地域の会社役員の60代男性と同居する妻で、50代女性の感染を確認したと発表した。女性は症状は出ていないが濃厚接触者であるため検体を採取して検査したところ「陽性」が判明した。県は「状況から判断し夫からの感染の可能性が極めて高い」としている。

 女性は症状が出ていないため「無症状病原体保有者」となる。25日に夫の感染が判明したため検体を採取し、26日に県環境保全研究所(長野市)で検査の結果、午後6時すぎに「陽性」が判明したため、感染症指定医療機関に入院した。妻は発症前2週間以内の渡航歴はないという。
 25日に感染が確認された60代男性は、14日から19日にかけ北海道と東京に出張した後、19日に帰宅した。帰宅後、発熱などの症状があり、24日に入院している。妻とは19日以降、に一緒に自宅にいた。
 県は同日、25日に発表した男性の「濃厚接触者15人」を「16人」と訂正した。濃厚接触者は、男性の妻、職場関係者8人、入院前に受診した松本保健所管内の医療機関の医療従事者7人の計16人となる。このうち3人から症状が出ていた。
 医療従事者7人のうち、症状があった1人を含む4人の検査結果は陰性で、残り3人の結果は27日に判明する。職場関係者8人のうち、症状があった1人は陰性で、残り7人は症状が出ていないため検査はせず、経過観察をしている。


 県は26日、県庁で「新型コロナウイルス感染症対策専門家懇談会」の初会合を開き、阿部守一知事、土屋智則健康福祉部長らが県内の有識者と懇談した。県医師会の飯塚康彦常務理事ら有識者6人が医療体制について意見を述べ、感染拡大防止に取り組むことを確認した。阿部知事は「ここ1~2週間が重要な局面と認識している」とし、「県民の命と健康を守るために全力で取り組む」とした。

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