政治・経済

安曇野市健診で栄養状態把握

 安曇野市は新年度、国民健康保険で実施している生活習慣病に着目した特定健診と、後期高齢者健診の血液検査の項目に、体内の栄養状態が分かる「アルブミン」の数値を新たに加える。他の検査項目とも併せて必要な栄養が取れているかを判断し、保健指導につなげる。特定健診などの血液検査にアルブミンを独自に加えるのは、松本地域の3市では初めてとなる。

 アルブミンは、血液中のタンパク質の一種で、肝臓で作られる。食事の状況などで、作られるアルブミンが減ると、血中のアルブミン濃度も下がるため、数値は低栄養に陥っていないかを調べる指標になる。加齢に伴う筋力や活力の衰えを指す「フレイル」がいわれる中、若いうちから保健指導によって良好な栄養状態を保ち、フレイルを防ぐことで、健康寿命の延伸につなげる狙いだ。
 市国保年金課によると、アルブミンを検査項目に追加する費用は受診者1人当たり130円ほどとなる。特定健診と後期高齢者健診の受診者は合わせて年7000~8000人で、項目追加で年間100万円ほどの予算がかかることになるが、受診者の自己負担額は本年度と同じ1000円のまま据え置く。
 同課の担当者は「若いうちから栄養を取るような指導をして免疫力を高めてもらい、フレイル予防につなげていきたい」としている。

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