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南木曽の図書室 年間貸出冊数が1000冊突破

お薦め本を手に、貸出冊数1000冊突破を喜ぶ岡本館長
 南木曽町の南木曽会館内にある町公民館図書室の本年度の年間貸出冊数が1000冊を突破した。町民の好奇心と読書欲をくすぐる工夫を重ねた結果、この2年で3倍に増えた。担当者は大台到達を喜び「年度末までに1200冊に届くかも」と期待する。
 図書室は昨年度、利用を増やす工夫を始めた。借りられて返却された本に「帰ってきました!」と書かれたしおりを挟んで並べたり、貸出件数が多い人気本のランキングを掲示したりと「私も読んでみようかな」と思わせる仕掛けを、ゼロ予算で展開している。  書籍購入も全体額を変えないまま、年1回だった購入頻度を毎月に改め、機動的に注目本を入れるようにした。蔵書数は約1600冊と小規模だが、都市圏の図書館に比べて人気本を借りるための"競争率"が低いため「ここなら新しい本がある」と、隣の岐阜県中津川市から訪れる人も見られるようになったという。  公民館長の岡本智治さん(64)は「自分が選んで紹介した本が15回、20回と借りられていくのがうれしい」と、仕掛け人としてのやりがいを話す。「ここは郷土関連の自費出版本が多くそろうのも特徴」とアピールし一層利用者が広がることを願っている。

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