地域の話題

温泉もやし 安曇野特産に 穂高温泉供給が初出荷

 安曇野市の中房渓谷から穂高温泉郷の旅館などに引湯している穂高温泉供給(穂高有明、太田清秋社長)が今年に入って試験栽培を始めた「温泉もやし」が22日、穂高有明の農産物直売所・ビフ穂高に初出荷された。配湯後に余った温泉水を栽培に生かしたもやしで、丈が約30センチと一般的なもやしより長く、シャキシャキとした歯ごたえが特徴だ。初日の陳列分は完売した。

 山形県にある温泉もやしの先進地から大豆を仕入れ、社屋隣の農業用ハウスで天然の温泉水の熱で発芽させた無農薬、無肥料の豆もやしだ。あえ物のナムルのほか、生春巻き、豚肉炒めなどいろいろな料理に適している。
 3月末までの冬季限定品で、初日に陳列した約10袋は完売し、来店客から「珍しい」「またほしい」といった反響が聞かれたという。
 もやし栽培に必要な温水を配湯後の余った温泉水で代用することで、燃料代がかからず環境にも優しい。栽培は研究段階で、出荷量は週5キロ程度に限られる。市なども連携して研究しており、市営農企画員の山田宰久さん(62)は「温泉というネームバリューをもやしに結び付けて地域の特産品に育てていきたい」と話している。
 1袋200グラム入りで、値段は売り出し特価で80円になる。

連載・特集

もっと見る