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中山霊園の樹木墓地 松本市が生前受け付け開始へ

 松本市は4月、中山霊園(中山)の合葬墓の一つ・樹木墓地の生前受け付けを始める。従来の使用対象は松本市に住所か本籍があり、遺骨(焼骨)を所持している遺族だったが、市民の要望を受け「自分自身の遺骨をこの場所に埋蔵したい」との要望にも応じられるようにする。

 樹木墓地は平成29年10月に使用が始まった。祭壇とシダレザクラの間の芝生に960体を埋蔵でき、使用料は松本市に住民票のある人が11万円、本籍のある人が13万7500円になる。中山霊園で標高が最も高い場所にあり、シンボルツリーとしてシダレザクラが植えられている。市街地を見下ろせるほか、祭壇から見るシダレザクラ越しに常念岳など北アルプスの山並みを望める。
 利用開始以降、29年度は72体、30年度は50体、令和元年度は43体(1月末現在)を受け付けた。このペースであれば、生前受け付けを実施しても十分に受け入れられるとして、対象拡大を決めた。関連予算を盛り込んだ新年度霊園特別会計当初予算案を、開会中の市議会2月定例会に提案している。
 中山霊園の合葬墓には、樹木墓地のほかに屋内施設もある。屋内施設の個別埋蔵は本年度に400体分を増設するなど、合葬墓に対するニーズが高い。一般の墓所で生じる管理料がかからず、子供が松本に帰ってこない、あるいは子供がいない夫婦らが一般墓所の使用をやめて合葬墓に移すケースもある。担当の市環境保全課は「市民のニーズに応えたい」と話している。

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