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寝覚の床と臨川寺を舞台に映画製作へ 「想ひ出供養」テーマに魅力発信

映画の題材となる寝覚の床
 木曽八景に数えられる上松町の寝覚の床と、近くの臨川寺を題材にした映画を製作する企画が4月から、本格的に動き出す。寝覚の床周辺の商店でつくる「ねざめの床発展会」が主導して、国内外に魅力を発信し観光誘客につなげるため物語性のある映像を作る。町有数の景勝地と、町だからこそ味わえる癒やしを主題にしたストーリーで、思わず来町したくなるような内容に仕上げる。    
 寝覚の床と、臨川寺でかつて行われていた、過去の思いと決別し新たな一歩を踏み出す助けとする「想ひ出供養」をテーマに、都会と町を結びつける構成で撮影する。供養は3年前に珍しい取り組みとして試みられたが、なかなか周知されず今は休止している。映像化することで視覚的に趣旨を訴え、愛着ある物や人への感謝、別れへの癒やし、断捨離の一助として復活できることを狙う。  撮影は木曽地域のインバウンド事業に携わってきたマストラブ(横浜市)の社長で、米国ハリウッドで働いた経験を生かして映画製作を行っている安積俊治さんが進める。発展会は4、5年前から「寝覚の床をテーマに映画を撮りたい」という考えを持っており、同時期に木曽地域で事業に関わっていた安積さんと知り合ったことで企画につながった。  現在、4月のクランクインを前にキャストの選定をしている最中で3月までに地元エキストラの募集をする。6月中旬の完成を見込み試写会も開く計画だ。発展会の山田弘事務局長は「思いを供養する場所として国内外に認知されれば」と期待し、安積さんは「寝覚の床や臨川寺をうまく新しいニーズに合った形で発信できるように製作したい」と意気込んでいる。

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