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木曽踊り一緒にいかが 保存会が今年の稽古開始

 「木曽のナァーなかのりさん」で知られる木曽節に合わせて踊る、木曽踊りの継承を図る木曽町の「木曽踊保存会」の102年目の稽古が始まった。町内外での公演や民謡団体との交流など、踊りを披露する機会は多いものの、現在約40人いる会員の高齢化が悩みの種だ。第9代会長の森下敬吉さん(76)は「若い世代に関心を持ってほしい」と、新たな100年につながる活動を担う後継者が加わることを期待している。

 保存会は大正7(1918)年に発足した。毎年、平安時代の武将・木曽義仲の命日に当たる1月20日には、大津市の義仲寺と京都市の法観寺を訪問し、義仲公の墓や首塚の前で踊りを奉納するのが恒例だ。8月1日からお盆にかけて毎晩、町中心部で町民や観光客と踊りの輪をつくる催しは夏の風物詩となっている。
 木曽踊りは甲冑姿の武者が行った風流踊りが起源とされる。保存会事務局長の上田憲男さん(71)は「よろい、かぶとを身に着けて踊る心構えが根本で、胸を張って踊るのが基本」と話し、森下さんは「手の動きは御嶽山にたなびく雲や気高い山の姿も表している」と話していた。
 2月10日が今年の稽古始めだった。会員の輪には保存会最高齢の岩井茂雄さん(84)の姿もあり、長年鍛えに鍛えた喉を響かせていた。
 練習会は毎月10日午後7時から、木曽町文化交流センターで開いており、誰でも参加できる。問い合わせは上田さん(電話090・1613・1465)へ。