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防災物資ターミナルが完成 松本市島内の19号沿い

三つの国道の結節点に設けられたターミナル。寄せられる物資を素早く仕分けし、避難所に届ける(本社ドローンで撮影)

 松本市が島内の国道19号沿いに建設を進めてきた防災物資ターミナルが完成し、13日に現地で式典が開かれた。大規模災害時に各地から寄せられる物資を仕分けし、市内の避難所に迅速かつ効率的に配送する拠点で、地元住民や工事関係者ら約60人が、防災力強化につながる施設となることを願った。

 菅谷昭市長は式典で「被災者支援の防災対策が飛躍的に向上すると確信する」とあいさつした。支援物資の搬入・搬出の実際の流れがデモで披露された。ターミナルは「市消防団トレーニングセンター」としても位置付けられ、今月活動を始めた機能別分団の市役所消防隊がポンプ操法スペースで模擬放水をした。
 施設は19号、147号、254号の三つの国道の結節点近くにある。敷地面積は約1・9㌶、建物は鉄骨平屋約5300平方㍍で、物資置き場は約4000平方㍍となる。避難所で使われる食料や段ボールベッドなどの備蓄品のうち、市が用意する半分を保管する。フォークリフト1台と、手動のハンドリフト5台を備え、仕分けなどに用いる。電気のほとんどは自家発電で賄う。総事業費は約14億6000万円。
 施設は奈良井川沿いで、一部が地滑りの警戒区域にかかるが、市によると、100年確率の洪水ハザードマップで浸水想定区域にはなっておらず、建物は警戒区域に入っていない。

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